2011-12-26

111224 八ヶ岳赤岳西壁主稜



12/23 八ヶ岳山荘にて仮眠
5:43 美濃戸駐車場発

7:59 行者小屋
当初の予定は、この日、阿弥陀北稜、翌日赤岳主稜だった。絶好とは行かないまでも思っていたより天気がいいため赤岳主稜に変更する。
寒い。弱気になりそうなところだが、1年前の暮れに荒天のためふたりでここで敗退している。また、同じふたりでここで帰ったら負け犬だ。行くのだ。

9:21 文三郎道分岐
文三郎道から主稜の取り付きへトラバースする地点。文三郎を結構登ったところだ。連休のこの時間だから当然だが、すでにトレースが付いている。主稜に取り付いているパーティーが2パーティー確認できた。取り付きには、1パーティー。待ち時間を覚悟していたが、我々が取り付きについて準備する時間を考慮すると待ち時間は、ゼロだ。

9:43 主稜1ピッチ目取り付き
文三郎で登攀用具をつけて追い越していった人が、取り付いているパーティーを追い越してソロで登っていく。先に行って後続の人達のために用意しているものかと思っていたが、一人で登っていった。トラぶったときのことを考えるとおすすめできないが、ソロでも可能だ。一人でなら、ビレイも何もない。スピーディーに行動できる。
続く前のパーティーのロープが絡んでしまっている。ビレイヤーが、ほどこうとしているが、無理。ほぐすのを手伝う。
ハンガーボルトが2本打ってある。ここでビレイを取る。
いよいよ我々の番だ。
佐藤さんリードでスタート。
チムニーにチョックストーンが、挟まっている。ここを両足を突っ張りながら、体を上げていく。
足で押せばいいのだ。さほど難しくは、ない。
チョックストーンの上に乗ってチムニーの右側面を直登。5メートルほどしてチムニーを抜けたら、右折して簡単な岩稜を登り1ピッチ目を切る。1ピッチ目のルートは、ロープが、屈折するのでロープを伸ばせない。
2ピッチ目左上する凹角。
クライミングのレベルとしては、簡単であるが、アイゼンで登るのは、怖い。
フリー用のクライミングシューズならラバーのフリクションを生かすことができる。
アイスなら、アイゼンのフロントを氷に突き刺すことができる。
アイゼン登攀の場合、岩のへこみにアイゼンのフロントの爪を引っかけるだけなのでフリクションなどない。爪の引っかかりがカリッと外れれば、落ちる。クライミングでつま先で立ち込むことをしていない場合、うまく登れないだろう。
出だしのチョックストーン
3ピッチ目雪のミックス。ここらあたりから、何ピッチ目なのかわからなくなってきた。時折、前のパーティーが見えるのでルート取りに悩むことはない。ありがたや。
4ピッチ目ぐらいまで文三郎道を登る登山者がはっきり見える。3ピッチ目あたりまでは、登山道との距離が50mぐらいで並行している。主稜側から見てみると意外と近い。文三で立ち止まってクライマーを見ている人もいる。むこうからもよく見えているようだ。
このへんで前のパーティーの追いつく。
しかし、取り付きにいたパーティーとは違う。
追い越していったのだ。
よく見ると3人だが、1本のロープに2人目3人目がつながっているのだ。変則的な結び方である。ずっとトップは、同じ人。2番手は、ロープの下の方でロープを輪にしてハーネスに結びさらに下に伸びる末端を3人目がハーネスに結びつけている。2番手の人の登が明らかに遅く追いついて待たされる。2番手の人をトップと3番手でアシストするという考え方かもしれない。しかし、フォローのどちらかが落ちて振られたら、もう一人も振られてしまうともとれる。そのときトップひとりで持ちこたえなければならない。3人の場合、ロープを2本でリスクを分散するのが原則と思うのだが。


標高が上がるにつれ、天候が悪化しガスの中になる。阿弥陀は、頂上まで雲がないので2800mあたりから雲がかかっているようだ。風も強くなってくる。顔面が凍り付く。

12:58 赤岳北峰
ガスの中だ。風も吹き付ける。
文三のトラバース地点から、そのまま登山道を行けば、1時間30分ぐらいでなかろうか。
それを3時間かけて登ったのだから、体が冷え切ってしまった。
この日の寒さで顔がしもやけになってしまった。
山頂でゆっくり休んでいる場合ではない。すぐに文三郎を降る。

14:20 行者小屋
リベンジできてほっとした。
昼食。結局この日の行動食は、200ccの水分とコンビニで買ったスイートポテト。リンゴ1個。カロリーメイト1箱。
その日は、赤岳鉱泉に向かい小屋泊まり。

登ってみて
赤岳主稜は、グレードとしては、むずかしくはない。
冬期バリエーションを目指して行動すれば登れる。
八ヶ岳連峰の主峰である赤岳にまっすぐ突き上げるバリエーションルートである。
主稜は、行者小屋からも見えるし、文三郎登山道の登山者からも見える。
冬期バリエーションのメジャー中のメジャーと思った。

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