2012-05-20

120520 岩講習 - 救助訓練

救助訓練

































本日、会の岩講習の準備をするので7時に来てくれないかと頼まれていた。

昨日10本もやったわりには、疲れがあまりないので早く起きることができた。
空中懸垂のセット
朝7時黒岩着

練習岩の前で前橋山岳会の方から先に二人が東面の奥に行っていると教えてもらう。
前橋山岳会も朝早い。
とても親切。ありがたい。

この日の段取りは、すべてリーダー部長が整えた。
日曜の黒岩は、混雑するので他の人のじゃまにならないように
東面の一番奥の老眼鏡5.10cがある前で講習をする場所にしたとのこと。

リーダー部長、
さとうさん
なるっちと
ぼくの4人で準備をしていく。
確保用のロープをセット

その1
懸垂下降中に何らかのトラブルが発生して登り返し、トラブルを解決しまた、懸垂下降で降りる。
空中懸垂を想定してロープを木に張る。

その2
ダブルロープでクライミング中にリードクライマーが墜落し途中岩に引っかかりロアダウンでおろせない。
ビレイヤーが、ロープを固定してリードクライマーのところまで登り要救助者とともに懸垂で降りてくる。
あらかじめ老眼鏡に訓練中のクライマー役とビレイヤー役の2名を確保するため2本のロープを張る。
リーダー部長は、このためにロープを6本も持ってきていた。

みんなが来るまでに準備は整った。
14名ほどがそろう。
リーダー部長が、これから始めます。
リーダー部長の登り返しのデモ
全員でお願いします。で始まった。
最終的には、16人ぐらいになった。

ふたつの訓練を設定したのは、人数が多いのでふたつに分かれてできるようにと説明があり、
その1の訓練
リーダー部長がデモ。
懸垂下降中に止まる。
メインロープを仮固定して両手を自由にする。
フリクションヒッチで60cmのスリングが上、末端をビレイループ。
120cmのスリングを下に掛けて末端に足で乗る。
仮固定を解除して
おいっちにいおいっちにいと登り始める。
実際は、腹筋やら背筋やら使うので大変なのだが、上手に登る。
ある程度登ったところでスリングを外してまた懸垂で降りてくる。

その2の訓練
墜落者を救助
最初に
リードクライマー役(墜落して要救助者)と
ビレイヤー役(救助する役)のふたりを
あらかじめ掛けたトップロープで確保する。

訓練中の救助者役の不手際で要救助者を本当に落としてしまい大ケガをさせたということが、実際に他の組織の救助訓練であったのだ。こうやって訓練すれば、その事故も起きなかったし、うちの会ではそんな事故は起こさせないというリーダー部長の考えでもあるとのこと。今回の訓練もよく考えて準備しているし、相当知識も身につけている。リーダー部長には感心させられた。でもなんで女性には超奥手なんだろう。

リードクライマー役のリーダー部副部長にダブルロープ(マルチピッチを想定)で途中まで登ってもらう。
途中で墜落し、ランニングをとったクイックドローから少し下がったところで
ぶら下がった状態になってもらう。
これでもリードクライマーのロープが効いているので落ちることはないのだが、
さらにトップロープを張って確保している。

ビレイヤー役のリーダー部長が、ロープを固定してビレイから抜ける。
まずは、この抜け方がポイントになる。

岩の途中に引っかかった要救助者へ向かってアッセンダーあるいは、フリクションヒッチを使い登る。

要救助者のところでふたりが一緒に降りられるように懸垂をセットする。
次のポイントがここのふたりの懸垂セットだ。
セットをしたら救助者が要救助者とともに下りていく。

一回目は、ある程度の高さで実際に近い状態を設定してやってみる。

もう一度、
今度は、それぞれの作業が間近に見えるようにもっと低い位置でやる。
2回目は、僕が要救助者役。
大変だった。
ケガをして全身の力が抜けてぶら下がったと想定して力を抜くと頭が下になってしまうのだ。
この状態では、あっという間に頭に血が上り死んでしまう。
ぶら下がった自分の感覚では、その状態を1分も続けられなかった。
師匠も説明したが、多くのクライマーが、
岩にぶつかったケガそのものではなく、
頭が下になった状態から、早く戻せなくて死んでいるというのだ。
また、足を突っ張ったり腹筋で支えたりせずに全体重をハーネスに掛けてぶら下がっていると
腰も痛くなる。
ハーネスは、安全というのは、あくまでも墜落した瞬間のことでその後のことではないのがよくわかる。

これは、訓練を積んで手際がよく
なおかつリードクライマーのところまで早く登り上げられる
実力、状況であって初めて生還させられることを意味する。

墜落者をロアダウンして降ろせない状態になったら
ちょうどテラスに横たわった状態で止まってくれない限り
生きておろせる確率は、かなり低いことがわかる。
実際にトラバースしているルートとか大きくハングしているルートで墜落し、
そのままロアダウンさせたら谷底でロープが届かないとき等が想定できる。

また、たいていうまい方が、リードで登るのだから、
へたな方のビレイヤーは、あわててしまい、余計に助からないとか
ビレイヤーが、ハーネスに確保器しかぶら下げていなかったらとか
いろいろとみんなから出てくる。
普段こういったことを強く意識せずにクライミングをしているが、
そういったことを考えさせられるだけでも意味のあることだ。

普段ハイキング主体の人やクライミングをこれからという人には、ロープワークは、難しかったかも知れない。
それでも救助の大まかな仕組みや限界というものが、わかるだけでも有意義な講習会だった。

リーダー部長は、自分の会独自でもこういった訓練ができるということを示したかったのだろう。
準備や段取りにもずいぶんと時間を掛けたのだと思う。
頭が下がります。またほめちゃった。でもなんで?は、やめとこう。

昼食をとっているとき師匠が、伊勢崎山岳会のSさんと
北面のエンドオブザレインボー5.12bを見に行くから来いという。
一度見たことはあるのだが、
あらためて1本目の5メートル以上登ったところのボルトを確認。
38m先の終了点も確認。遠いよー。
半分から上は、遠くてホールドがどうなってんだかまったく見えず、
まだ5.12台は、やったことはあるけど、登ってないし、
つきあわされそうだし、
やりたいけど....
やんなきゃいけねえんだろうな。

酒屋の娘初クライミング中
今日の黒岩は、人が多くないということなので
午後3時ぐらいから
実際に登って練習となった。
初心者に
8の字
登りはじめのクライマーとビレイヤー同士の確認。
ビレイの仕方や懸垂下降をやっていた。

今日初めてクライミングというものにふれた酒屋の娘は、
練習岩を登って怖かったではなく楽しかったと言った。
今日は、祝杯かな。
クライミングに興味を持ったようで
僕たちが、6時近くまでアヒルに取り付いていたのをずっと見ていた。
僕がアヒルに取り付く前に脱いだ靴下を足の指でつまんでアブローチシューズに入れたとき何ですかこの人という顔をしたので
クライマーのトレーニングで足の指を鍛えるのだと教えてあげた。
今後もクライミングの正しいイロハを教えてあげようと思う。
酒屋の娘は、どうにもかぶったところを登れるのが理解できなかったらしく
ビレイの練習。いい表情が撮れました。
こんなところになったら腕力で登るんですかと聞いてきたので
いや、足だよ。と答えたところ、
彼女はますます理解できなくなったようだ。

今日のルート
練習岩に練習用のトップロープをセットする。
夏子5.8から
スノードロップ5.11aにトップロープを掛ける。
まだスノードロップは、固まってないかと思いつつやってみたら、一発でノーテンでトップアウトできた。これもリードですかね。
アヒル5.11c
トップロープでリードをしているつもりでクイックドローを掛けながらやってみた。
これもうまくいった。
いつリードでやるんだいって。まあ、いつか。

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