2013-07-29

130729 デイジーチェーントラップ

この記事も所属会の会員向け

デイジーチェーンについて掛け方を誤ると破断したときすっぽぬけの危険がある。
これについてなんだかよくわからないという質問が出ました。

百聞は、一見にしかず

スリングとテーピング用テープで疑似デイジーチェーンを作りました。
上が、本物のデイジーチェーン。
下が、実験用に作ったデイジーチェーン。
デイジーチェーン

実験用に作ったデイジーチェーン





実験をしたムービーです。



解説します。

1.デイジーチェーンでセルフビレイをとります。

2.長さが余っています。
 このデイジーチェーンは、素材がダイニーマなのでほとんど伸びないため衝撃吸収しません。
 一方でダイニーマ製スリングで60cm落下で体重の14倍の衝撃がかかるという実験データがあります。
http://column.kojitusanso.jp/ksguide/2010/08/post-42.html
 したがって、できるだけたるみは、少なくすべきです。

3.デイジーチェーンの中間のループも掛けたるみをとります。

4.デイジーチェーンの長さが調節できたら安全環付カラビナのスクリューを閉めます。
 ペツルのアタッシュ3Dを使っていますので赤い部分が隠れます。

5.クライマーとともに自分も落ちたとします。
 デイジーチェーンに衝撃がかかります。
 中間の縫い目は、3kn(とても大雑把に300kg)で破断します。

6.破断していった結果デイジーチェーンがすっぽ抜け自分も落ちます。
 本当の岩場だったらドキッとする映像です。
 部屋の中でよかったねえ。

ロストアローでも警告しています。
http://www.lostarrow.co.jp/support/ti_91.html

どうしたらよいか。
すっぽ抜けない掛け方もできます。
どう掛けるとすっぽ抜けるのか、同じように自分でやってみるのが一番わかります。
現実にはどの向きで掛ければいいかなどと現場でやっていれば、日が暮れてしまいます。

もっと簡単な方法は、
オーパーハンドノットで固定したデイジーチェーン
1.先っぽをオーバーハンドノットで結んでおくことです(写真)。
2.ループの強度18knのメトリウスのパーソナルアンカーシステムを使うかです。


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