2013-10-25

師匠

僕には、クライミングの師匠がいる。
いつまで師匠なのか。

その師匠に教えてもらった先輩クライマーがいる。
その人は、グレードで超えているので
昔師匠だったという表現をしている。
普通は、そうだと思う。

今後、グレードで師匠を超えたとして
師匠が登れたのに僕が登れてないルートがあれば、
そのルートについては、僕が登れない限り師匠なんである。
一部師匠か?

ちょっと待て。
師匠かどうかは、実力だけで決めるのか?

自分は、
会に入って1年経っても
黒岩の5.9の岳友会をリードで落ちて登れなかった。
5.9は、集中すればクライミングを始めてすぐ登れるようになるのに
いわゆる運動神経の悪い年を取ってから入ってきたセンスのない新人で
今度の新人はできるぞとは、間違っても言われない部類だった。

それでも
自分だけ特別にしてもらったわけではないのだが、
岳友会、都丸カンテ(トライアンドエラー)、ツル、柿ドロボウと
もうだめです。すいません。おろしてくださいとなっても
まだいける。だいじょうぶだとトップアウトするまで勘弁してもらえなかった。
トップロープは、甘えたクライマーのやることと思われがちだが、
トップロープでもトップアウトするまで降ろしてもらえないとなるとしごきに持ってこいなのだ。
僕が長々とぶら下がりビレイしていれば師匠の登る時間が減る。
その時間を犠牲にしてダメ新人にでもたっぷりと面倒をみてくれたのだ。

なぜだかそれは、師匠ともう一人の不良師匠との3人で黒岩のときだった。
この3人のパターンでの体育会的なしごきが何度かあって
かっこわるくてもなんどやってもだめでもあきらめない根性がついた。
おかげでやっとこさ中ぐらいのクライマーになれた自分がある。

師匠の存在のおかげで自分があるというのなら実力の差がどうなろうと
一生師匠と言ってもいいと思う。

その師匠にだめ出しをした。
僕から師匠にだめ出しをしたのは初めてだった。
弟子が師匠にだめ出しなどもってのほかかもしれない。

クライマーとして厳しくされたから、
クライマーとして厳しくいかないことには、
師匠に対してもけじめが付かなかった。




師匠は、なにも言いかえしてこなかった。

いろいろなところで師匠と弟子がいてその関係は、変わっていくのだろうが、
どう変わっていこうともずっと師匠は、師匠なんである。


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